『コンサル先では最年少のA社長のお店のメニューを大幅リニューアル!他店との差別化を図る為に行ったその内容とは…!?』

『コンサル先では最年少のA社長のお店のメニューを大幅リニューアル!他店との差別化を図る為に行ったその内容とは…!?』

コンサル先では最年少のA社長のお店、神楽坂の「つみき」の売り上げが低迷。
他の店と差別化をするために、”新潟の米”を中心に、新潟の豊かな食材を使った「新潟郷土料理」の店にリニューアルを決定!

原点の虎ノ門よりも先に、神楽坂の「つみき」を先にリニューアルすることに決め、早速、メニュー作りに取りかかりました。

料理の品数は50品です。
デザートやコースを入れて、50品が郷土料理には適してます。
メニュー構成は、おつまみ35品。これは、珍味から干物や揚げ物迄を含めます。

サラダとデザートはそれぞれ3品。
メインの釜飯が5品ですが、問題は、釜飯は最後に食べるものなので、酒の肴になって、釜飯の前に食べるもう一つのメインデッシュを作らなければいけません。
これは、今の郷土料理を作る上で私が一番こだわってる大事なことなので、なかなか決まりませんでした。

 

私が提案した商品は2つです。

 

1つは、魚沼地鶏で作った”幻の水炊き”

これを提案した理由は2つあります。

1)神楽坂で水炊き屋が少ない。

2)水炊きは単価がとれる。

また、魚沼地鶏は甲州地鶏と似ていて、歯ごたえが抜群の水炊きに適しているんです。

水炊きには最高の地鶏です。

しかし、マイナス点も2つあります。

1)魚沼地鶏は幻の地鶏と言われるように数が少ないために仕入れの値段が
高い。

2)水炊きはスープづくりに手間暇がかかるので料理人が大変。

 

メイン料理に魚沼健康豚を使用した「蕎麦つゆのしゃぶしゃぶ」

今回はメニュー数も多いので、水炊きのスープづくりはちょっと負担が大きいということで、今回メイン料理にしたのが”魚沼健康豚”を使った、「蕎麦つゆのしゃぶしゃぶ」でした。

こちらは、原価も適正で味も最高です。
今の健康ブームにあったネーミングでイイですね。
その他にも、越後味噌、のっぺ、栃尾油揚げ、佐渡岩もづく、村上塩引き、とっと村自然卵、なども旨いし、ネーミングもいいです。

 

期待してください。

先日、全部の試食をさせていただきましたが、私は合格点を出しました。

その時に、A社長の新しい発見がありました。
A社長は凄く研究熱心でした。

もっといい加減な奴かな!?
と思っていましたが、メチャクチャ細かくて、繊細な人だと気づきました。

料理に対してはもの凄く勉強熱心で、一品一品試食する度に、気がついたことをノートに書き出して、試食のに、料理長に細かく指示していました。
「リニューアルを絶対成功させる!」という一生懸命さが伝わって、私自身も「成功させてあげたいな」と強く思いました。
A社長の新しい一面をみましたね。

 

今回の取り組みをはじめ、見えないところで真剣にやってるA社長ですが、なぜだかそれが社員に伝わっていないのが残念です。

A社長はダメ男と思ってましたが、今回の仕事ぶりをみて、能力はかなり高いなと感じました。

何とか外食で儲かってもらって、可愛い彼女をゲットしてもらいたいね(今の彼女は美人みたいだけどね……笑)。

親分の井戸君にも食べに来てもらえるといいね。

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外食虎塾事務局

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