「飲食コンサル事件簿」
第1回は、『会議が社長の説教と井戸端会議で120分…!?』です。
私が初めて、ある企業の幹部会議に参加したときの話です。
社長からこのような会議開始の言葉がありました。
「今日はみんなの話から聞こうと思う。で、最後に俺のほうから一言話したいと思う。その前に、3分間だけ話す時間をもらう…」
そして、社長の話は3分間……のはずが、延々しゃべり続けています。
その時間は、なんと120分!!
結局、社長が宣言した「幹部からの話を聞く!」というような場面を見られ
ることはありませんでした。
会議ではなく、最初から最後まで社長の一方的な説教だけで、貴重な会議が終わってしまった。
しかも、最初は説教……途中からはグチになる。
また時には、単なる座談会と言うか、井戸端会議をやってる。
どんどん脱線していき、しまいには社長のプライベートの話までし始めた。
これでは会議が完全に社長のストレス発散の場になってしまっている。
社長は説教をしたり、言いたいことを言い切ったりするだけだから、会議が終わるとスッキリするだろう。
しかし、社員はそのおかげで、ストレスは溜まる一方だ。
これじゃ会議の意味もないし、社員はしらけるよね。
この会社の会議は毎週行われていますが、毎度、社長の説教ばかりが長く。
具体的なことは何一つ決まらなかったらしい。
これでは、業績は上がらない。
震災があったり、景気が落ち込んでいたり……飲食店の売上がなかなか上がらず、経営者が説教したくなる気持ちもよく分かります。
しかし、会議は物事を決定する場であって、説教すべき場ではない!と私は思っています。
説教をやるにしても、個々にやらないとしらけてしまう。
会議で名指しして説教をしていたら、社員のモチベーションがあがるわけがない。
そんな効率の悪い会議を変えるべく、会議で話し合う資料を用意し、スムーズに進む会議の場を用意しました。
社員たちのモチベーションをあげ、課題点や未解決事項を会議内で解決させる会議にするべく行ったその内容とは。
次回、詳しく解説させていただきます。
外食虎塾事務局
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