外食虎塾2025 第4回開催安田塾長まとめ

第1部:株式会社LUFTホールディングス 代表取締役社長 南原竜樹氏

南原社長の経歴は、非常に印象的、特に事業計画や戦略が成功の鍵であったことが伺えます。

1984年に自動車並行輸入業を始めたところから、ディーラーへの転換、さらには多角化経営への移行を経て、100億円規模の企業を再度築き上げた過程は、ビジネスの厳しさと可能性が満載。

南原社長が強調する、事業計画書の重要性や、業界内のヒエラルキーを意識した上での戦略的な動きは、起業家としての視点を持つ人々にとって大変参考になった。

また、MGローバーの経営破綻からの再起も、逆境を乗り越える力強さを物語っています。

さらに、南原社長が失われた30年を取り戻すために政治家を目指しているという点は、ビジネスだけでなく社会全体に対する貢献を考える姿勢を表しており、非常に興味深いです。

南原社長の挑戦は多方面にわたり、今後の展開にも注目が集まります。

今日は、久々に有意義なお話を聞けて、勇気がわいてきた。

 

第2部:株式会社ジェイグループホールディングス 代表取締役会長 新田治郎氏

伝説のディスコ【マハラジャ】で当時最年少社長から外食事業に転身。

2006年に東証マザーズに上場!!

当時は、金もない、物もない、でも仲間がいた。

飲食第1号店は名古屋市住吉に140坪の居酒屋をオープン、物語の始まりだ。

18歳で上京。

芸能をかじったが芽が出ず、遊びダンスが得意だった新田会長は、夜の世界に魅了されていく。

当時ディスコブームを牽引していたスター成田勝氏の引き合いにより『マハラジャ』にて黒服になる。

『マハラジャ』はディスコブームを席巻し、黒服はその時、全国に1万5000人もいたが、そんな中、新田会長は、地方のマハラジャを成功させて、24歳の時に600人の黒服を束ねる、グループ会社社長になった、その時代を知ってる私は、びっくり、、凄い人です。

新田会長の今回の講義で、勉強になった事は、

富士山の印象は何ですか?

高い?

美しい?

高いはメーターという単位があるが、美しいには単位はない。

新田会長は、美しい、楽しい、満足する、愛という単位など、数にとらわれない会社を作る事を創業時に決めていた。

ジェイグループの始まりの物語だ。

今、28年を迎える会社で1番大切にしている仕事は、社員、一人一人に手紙を書いている、、、毎日、毎日、、。

これからも続けるつもりだ。

これは、いままで出会った社長では、聞いた事がない、、凄いこと。

自立という言葉がある。

なんでも1人でやり切ることではなく、上手に周りの人に頼ることだと思っている。

依存先を増やすと、組織としての支柱も増える、支柱が増えれば増えるほど土台は安定し、会社や組織は強くなる。

好きな言葉は【頼むね】で、【頑張れよ】とは言わない。

正社員比率51%という、アルバイトを頼ることが多い飲食業界で脅威の数字だが、

それは誇りに思っている。

異例なのは、飲食業界で社会人野球のチームを持っていること、社会人野球は莫大にお金がかかる。

プロ野球選手も2名輩出した。

これも仲間を応援する社風が為の結果だと思う。

我々はサービス業だ、お客様を笑顔にさせることが大事な仕事で我々も笑顔でいることが大切だと思う。

これからも新田会長の言葉がグループの1人1人を強くしていくと、強く感じました。

あっという間の1時間、普段聞けないお話を沢山聞けて、めちゃ刺激になりました。

 

第3部:株式会社バルニバービ 代表取締役会長 佐藤裕久氏

株式会社バルニバービの佐藤会長の取り組みや理念には、食を通じた地域活性化と人々への喜びの提供が強く表れています。

1991年の設立以来、佐藤会長は、飲食業を単なるビジネスとしてではなく、社会に貢献する手段として捉えています。

特に、1995年の淡路大震災の経験は、彼の価値観に大きな影響を与え、ボランティア活動を通じて食の重要性を再認識するきっかけとなりました。

佐藤会長は、「金を追いかけるやつは潰れる」と、楽しさや喜びを追求することで事業が持続するという信念を持っています。

飲食業は単に食べ物を提供するだけでなく、顧客に喜びと満足を与える重要な職業であると強調。

2011年の東日本大震災を契機に、事業のポートフォリオを見直すことになり、食やエネルギー、住、そして水の重要性を再認識、、、コロナ禍でも会社が影響を受けなかったのは、過去の震災経験が活かされた結果だと。

淡路島での事業展開は、地域のポテンシャルを最大限に引き出す試みであり、2019年にオープンした「GARB」では、地産地消を実現する自立型店舗のモデルを構築しています。

現在、この取り組みによって年間40万人の観光客が淡路島を訪れるようになり、地域活性化の象徴となっています。

飲食業は、ただ食べ物を提供するだけでなく、地域に人を呼び込む力を持っていると佐藤会長は信じており、魅力的な店舗作りを通じて地域を活性化させることが彼の最終的な目標。

佐藤会長の情熱は、飲食業の理想的な形を示していると感じました。

今日の熱いお話は、塾生の心にぐざっと、突き刺さった。

 

懇親会のようす

 

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外食虎塾事務局

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