外食虎塾2025 第3回開催安田塾長まとめ

第1部:光フードサービス株式会社 代表取締役社長 大谷光徳氏

大谷社長は、名古屋の小さな立ち飲みやきとん店から上場企業を築き上げました。

「人が育つ。やめない。評価制度」

19歳の時、「笑顔がもっと素敵な日」を実感し、美味しい食事がもたらす幸せに気づいた。

京都の焼肉店で修行している間、心を込めて作られた食材が最も美味しいと感じ、その価値を伝えるために立ち飲み業態を選んだ。

名古屋の住吉にある「立ち呑みやきとん大黒屋」は、10坪からのスタート。

初めて常連になってくれたお客様、S様を上場時にご招待できたことは、彼にとって特別な瞬間だった。

こうした長く通ってくださるお客様を増やすことが大切だと改めて感じています。

立ち飲みを活かした戦略で店舗を展開し、スナックのようにお客様が誰かに会いに来る空間を作り上げてきました。

新規のお客様、リピーター、週一回の常連と、それぞれに異なるサービスを提供している。

また、独自の経営指針書に基づいた人材評価制度を設け、これが企業の基盤となっている。

この制度により人材確保が安定し、既存店舗の成長が会社全体の発展につながっていると、、、。

 

第2部:株式会社ウェルカム 代表取締役 横川正紀氏

『DEAN&DELUCA』やシボネなど、洗練されたライフスタイルを提案するブランドを展開。

横川社長は、飲食店だけでなく、インテリアや雑貨など食とデザインの2つの軸でのアプローチが特徴ですが、元々、街づくりに興味を持ち、建築を専攻していますが、食の持つ美しさや、日常の中の特別な瞬間も追求し続けています。

2003年には、丸の内に日本初の、『DEAN&DELUCA』をオープンし、街中で目にするトートバッグは累計販売420万個以上で、売上の一部は、未来を担う子供たちへの寄付として活用されている。

2007年、ニューヨークを訪れた際、DELUCA氏から「日本には素晴らしい文化がある。これを理解しながら進めていきなさい」との言葉を受け、地中海や日本を知るための旅をスタート。

ニューヨーク、地中海、日本の知見を深めながらブランドを進化させてきました。

最近では「ローカルと繋がる」をテーマに、自社ブランドのチーズやハム、バルサミコなどを使った催事を年間25回展開。

購入者数は20万人を突破し、地域に根付いたフェスを目指してコミュニティを育んでいます。

今回懇親会でお世話なった、虎ノ門横丁にある『食堂 虎ノ門蒸留所』もステキなお店です。

次回、ニューヨークのブルックリンにある200坪のお店もぜひうかがいたいね。

講義、懇親会、2次会と塾生達に感動と勇気を与えてくれてありがとうございました!

 

第3部:株式会社FOOD&LIFE COMPANIES 取締役特別顧問 水留浩一氏

【テーマ】F&LC スシローが目指す外食産業!

昨日の外食虎塾で、水留浩一顧問のお話は圧巻でした!

スシローの売上を3,600億円にまで成長させ、日本の外食業界で第4位の企業に押し上げたカリスマ経営者。

キャリアは広告業界(電通)から始まり、企業再生支援機構や日本航空、ワールドの経営にも関わってきました。

2015年にあきんどスシローの社長に就任。

講義では、日本が直面している人口減少や人件費の高騰について触れ、自動化やロボット化による生産性向上の必要性を強調。就任2年の2017年には再上場を果たし、現在、海外の売上が1,000億円を超えています。

「変えよう、毎日の美味しさを。広めよう、世界に喜びを。」という彼の理念がとても印象的でした。

社長就任当初、売上を1000億円から3000億円に成長させるために、日本市場や食材、人材を数値化し、どの部分を攻めるべきかを明確にしてきました。

スシローが大躍進する中で、海外戦略は最重要事項で、この話は本当に圧巻で、衝撃を受けました。

めちゃくちゃ勉強になり、会社の成長を実現するための戦略が学べました。

 

 

毎回盛り上がる懇親会の様子

 

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外食虎塾事務局

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