外食虎塾第4期第12回の外食虎塾。
いよいよ最終回。
感動のフィナーレを迎えた。
第1部は、国際外食アナリスト!
フードリンクニュース安田 正明社長
外食産業にもう一度光を!30兆円市場をもう一度作ることをミッションに掲げる同社。外食の経営目線でなく、外食の歴史から始まり、今後の同行までもくまなくリサーチする。これまでの経営者の視点と違い、塾生達も興味深々である。
日本の外食ビジネスの始まりは1960年代。それまで飲食店は個人店が主であり、ビジネスという観点はなかった。フランチャイズといいう新しい概念が外食産業を生み出したのだ。
洋菓子の不二家を皮切りに、日本マクドナルドが次々と出店。
店舗展開という新たな構造が外食産業を作って行く。
面白いのは、外食は時代背景に大きく影響されるということ。
つぼ八、和民は女性が社会進出した80年代にブレイク。
女性や家族連れをターゲットにした事がブレイクのきっかけだという。
現在も相席屋など、時代背景にマッチした飲食店が支持されている。
時代を読み解くと外食の明日が見えるのかもしれない。
第2部は、ラーメン業界の風雲児!
株式会社Team86林 正勝社長
【野郎ラーメン】を中心に国内外に約40店舗近くを展開する同社。
企業理念を「三杯の想い」と決めている。
三杯の想いとは、「我々が作る渾身の一杯と、精一杯のおもてなしの心で、お客様の笑顔を一杯にする」常に渾身の一杯を提供すること、御来店頂いた全てのお客様に感謝の気持ちを表現すること、そしてお客様を笑顔にすることが僕たちの理念で あり、使命であると考えている。
転機となったのは2011年。虎塾の人気講師でもある牛角創業者、西山氏との出会い。 丁度、FC展開を考えていた林氏。西山氏とタッグを組み、本格的に国内外の出店へと乗り出す。
店舗展開で大事な事はやはり人。社長の役割は、経営理念を社員たちに浸透させながら、社員に、常に新しい挑戦ができるような環境を提供していくことだと思っている。「経営者として正しい判断をしているか」と常に自分に問いかける事。
株式会社Team86はまだまだ走り続ける。
第3部は、6次産業の帝王!!
株式会社エー・ピーカンパニー
米山 久氏
塚田農場を始め四十八漁業を手がける、同社。最近は新規宅配弁当事業が軒並み好調である。
2013年の東京証券取引場市場第一部へ市場変更を皮切りに店舗出店を拡大している。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの同社は外食虎塾の第4期の大取を務める。
「食のあるべき姿を追求する」というグループ共通のミッションのもと、食品の生産(一次産業)から流通(二次産業)、販売(三次産業)に至るまでの全てを一貫して手がける独自の『生販直結』という六次産業化ビジネスモデルを展開する。
米山久氏はどこからそんなパワーが生まれてくるのだろうか?
米山氏いわく全ては「義憤」から始まるのだという。
世の中に対する憤り。これが米山氏を奮起させる。
自社農場を含めて4農家で始まった事業。農家の収入は決して高くない。
なぜ一生懸命、汗水たらして働く農家にスポットが当らないのか?
「義憤」の想いがこみあげる。
俺がこの人たちを食わせて行きたい!その動機が店舗拡大へと繋がっていった。勢いに乗った同社は創業から4年で13農家まで増やす。
東証1部上場も果たしても攻め続ける同社の今後は?の問いに答える米山社長。
見せかけではない、深みのあるブランディング。生産者と消費者との深い関わり合いを通じて仕組みと表現を磨き続ける。
同社の今後の展開もとても楽しみである。
講義の最後は卒業証書授与式です。
安田塾長より、1人1人に卒業証書を授与するシーンは毎年涙ものです。今年も、感無量で涙する塾生もいました。
塾生の中には半年間の間に新規で出店した者もいる。聞けば虎塾で教わったことを形にしたという。約半年間の講義や懇親会で素晴らしい体験と学び、仲間を手にした塾生達。最後は晴れやかな笑顔で帰って行った。
今後の4期生達の活躍が非常に楽しみである。
懇親会は米山社長のお店、四十八漁場にて行いました。
上場入門偏はこちらから↓
http://gaishoku.jp/stock.html
外食虎塾事務局
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