外食虎塾 第4期 第7回講義レポート8月6日(木)

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外食虎塾第4期第7回の外食虎塾。
もう、第4期も折り返し地点である。
今回の外食虎塾も猛暑に負けない熱気を帯びていた。

第1部 株式会社あどばる代表取締役社長 中野邦人氏講演

第1部は株式会社あどばる代表取締役 中野邦人氏。
飲食業界のアスクルといわれる程、飲食業界に精通している同社。
居ぬき物件の検索サイト【ぶけなび】を始め、広告プロモーション、飲食店に特化した人材派遣など飲食人が必要な情報、物品を揃えている。
まるで飲食の総合デパートのようだ。

また、クールジャパンを世界に広めるべく、アジアなどに日本の飲食店を誘致する活動も行う。
前回のシンガポールでは物件の仕入から、内装まで全てをあどばるとパートナー企業で行い、あとは誘致したお店に任せる。
クールジャパンの屋台村。これが連日大盛況だったという。
シンガポールのイベントは現在終了しているが、今後はマレーシアなどの東南アジアでの展開を考えている。

日本初の飲食ベンチャーは是非兆戦してもらいたい。

第2部 株式会社ゴールデンマジック代表取締役社長 山本勇太氏講演

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第2部は株式会社ゴールデンマジック代表取締役 山本勇太氏。
九州熱中屋などを展開する株式会社ゴールデンマジック山本勇太社長は飲食店に黄金の魔法をかける。

現在、運営する店舗は90店舗以上。
その全てが、連日賑わっているのである。
一体、どんな魔法を使ったのだろう?
その魔法を紐解くには彼の軌跡を振り返ることになる。

20代前半は特にやりたいこともなく、自分の身の丈に合わない生活を送っていた山本社長。
パチンコ屋でアルバイトとしてがむしゃらに働き、稼いだお金で毎日のように大好きな飲食店を仲間と飲み歩く・・・。

ある時、山本社長は思いつく、自分が毎日通える飲食店がやりたいな。
思い立った、山本社長はふと立ち寄ったコンビニで飲食関係の雑誌を手に取る。
そこで目にした会社が、株式会社ダイヤモンドダイニングであった。

今でこそ、250店舗を超える上場会社の株式会社ダイヤモンドダイニング。
山本社長が入社した当時はまだ5店舗であった。
アルバイトから始め、気が付いたら新宿のエリアマネージャーになっていた。
立て直しも経験した。

そろそろ独立しようとしていた、山本社長30歳のときである。
この年、人生を左右する出来事が起きる。
株式会社ダイヤモンドダイニング、松村社長からのミッション「1億を渡すから、5年後100店舗、100億の会社にしてくれ。後は全て好きにやって良いから」独自の考えが途方もないミッションを可能にする。

熱中屋コンセプトは九州料理専門店ではなく、九州の繁盛店が東京にやってきた!!
これは言葉として類似しているが、意味合いはかなり違う。
その基準はお客様にスタッフが九州のどこ出身?と聞かれることだという。
人件費を半分にするには2倍の速度であるけばよい。
ハンディも一分間に20個打てるまではお客様の前に立たさない。

日本一の独立制度を作る。
この徹底した独自の教育、文化がこのゴールデンマジックの快進撃に繋がっているのだろう。
もうすぐ100店舗。
山本社長の今後のミッションが気になるところだ。

次はいったいどんな魔法をかけてくれるのだろう?

第3部 株式会社ジェイグループホールディングス代表取締役社長 新田治郎氏講演

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第3部は、株式会社ジェイグループホールディングス代表取締役 新田治郎氏。
名古屋に新田治郎あり。

圧倒的な存在感を放つ、新田治郎氏が今回も赤坂の会場を沸かす。
株式会社ジェイグループホールディングスは飲食業界の中で正社員比率が一番高い。
その比率なんと、50%超。
これは飲食業界のなかでは異例である。
ふつう飲食業界の正社員率は多くても20%くらい。
20坪のお店でスタッフ6人いれば、正社員は一人くらいというお店が多い。

なぜ人材がこんなに揃うのか?
名古屋のカリスマ社長、新田治郎の経営学とは?
塾生に問う?経営の本質は?
富士山はイメージはなんだと思う?

何人かの塾生は答える。
標高日本一、大きさ日本一。
新田氏は学生の前の講演で同じ質問をすると、どういう答え返ったか教えてくれた。

学生の答えはこうだ。
日本一綺麗な山、日本の象徴。
純粋に物事を捉える。
数字ではない、株式会社ジェイグループホールディングスとは単位に表せないものをを大切にする会社だ。

%。

円。

数字は経営面ではもちろん大事だが、そんなことより、イケてる店、カッコ良い店、綺麗な店、楽しい店。
それを目指している。
それが後にオンリーワン企業になると信じている。

社長の仕事とは何だ?
答えは人をやる気にさせること。
10分間の面談があれば、次の日にはやる気になる。
【頑張れ】という言葉は使わない。
だって自分(社長)は頑張らないから。
変わりに【頼むよ】という言葉を使う。これが良い。
社長は絶対にマイナスな言葉を使わないようにして欲しい。言葉も行動も徹底させる。
絶対にプラスになる言葉を社長は使うべきだ!

新田治郎節はまだまだ止まらない。

新田治郎のミッションとは?
社員の数だけスターを作る事。
その為には社員をその他大勢扱いしない。
社員は家族である。
家族が支えてくれるから親父は頑張れる。
社員(家族)の誕生日には必ず手紙を書く。
創業以来、書き続けている。
それが、今の仕事。

新田社長の軽快なトークと人間力に塾生たちはどんどん引き込まれていく。

懇親会

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懇親会、2次会と最後も付き合ってくれて、塾生も感激です。
今回も大盛り上がりの夜でした。

次回講義予定

次回8月27日外食虎塾は、第4期8講義は、

第1部 労務の鬼 中小企業診断士 大内康弘氏。

第2部 商品開発王 株式会社バイタリティ代表取締役 岩田 浩氏。

第3部 外食の太陽&旅する天才 株式会社ゼットン 代表取締役稲本 健一氏

スポット参加は限定5名まで参加受付中
こちらから!
http://gaishoku.jp/
<!–8月6日 外食虎塾 第4期 第7講義が開催された。
今回は3名の講師が登場。

第1部では居抜き物件紹介サイト「ぶけなび」を運営している”株式会社あどばる 代表取締役社長 中野邦人氏”
第2部は九州「熱中屋」で大ブレーク中の”株式会社ゴールデンマジック代表取締役社長 山本勇太氏”
第3部は「名古屋のカリスマ」"株式会社ジェイグループホールディングス 代表取締役社長 新田治郎氏”

今回も熱い内容が聞ける講義であった。

第1部 株式会社あどばる代表取締役社長 中野邦人氏講演

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第1部は居抜き物件紹介さいと「ぶけなび」を運営している”株式会社あどばる 代表取締役社長  中野邦人氏”の講演
「特選物件情報公開と飲食店の新しい空間の活用方法」について、話して頂いた。
外食虎塾 受講生の参考になったのではないだろうか。

第2部 株式会社ゴールデンマジック代表取締役社長 山本勇太氏講演

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第2部では、ダイヤモンドダイニングの松村氏から”1億円あげるから5年で100店舗を作れ!?”この言葉で独立を決意した、現在、九州「熱中屋」で大ブレイク中の”株式会社ゴールデンマジック 代表取締役社長 山本勇太氏”が登壇。

焼鳥「◯金」や「牛弁慶」など100店舗目の前!年内には120店舗に迫る勢いである。
山本氏の講演は人柄が溢れる楽しい講演であった。松村氏とのエピソードは会場の受講生を沢山笑わせてくれた。

第3部 株式会社ジェイグループホールディングス代表取締役社長 新田治郎氏講演

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第3部は「名古屋のカリスマ」”株式会社ジェイグループホールディングス 代表取締役社長 新田治郎氏”が登壇。
「名古屋のカリスマ」と言われているのがわかるほど、カリスマ性に溢れていた。
「数字なんて気にしない」「社員やスタッフが喜べばそれでいい」「感性で感じる部分が大事」とカリスマ性溢れる講演だった。
プレゼン資料がなくても、受講生の心に伝わる講演だったのではないだろうか。–>

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